CP+2015 少女と気になったitem

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写真は台湾のフィルターメーカーSTCのキャンペーンガールとして連れて来られた少女。
儚げなその瞳に映る日本は、私達が写してきた姿とどのような相違があるのだろうか。

豊かになったアジアにカメラの波は押し寄せる。
各国の技術力が高まれば彼女のようなモデルは増えていくのだろう。
CP+は国際色豊かになって行くだろうし、展示会の機能を考ればそうなる必要がある。

アジアの民族衣装が集う場所が、最新デジタル機器の展示会というのもサイバーパンクのようで面白い。


今回CP+で以前から気になっていたものをチェックし、購入意欲が増した品や、初めて知り興味を持った品を備忘録的に書こうと思う。

・dp0、dp3+テレコンバーター、LCDビューファインダー

dp Quattroは4機種発売されるわけだが、私は使い道が明確に分けられる超広角と中望遠の2つを欲している。
中間域は足で稼げばいい。
Quattroを触ったのは実は初めてであったが、使いづらいと感じる程レスポンスは遅くなかった。
LCDビューファインダーも見やすい。
だが、SIGMAのステージでQuattroについて話す人皆、ビューファインダーの役割はブレ防止であったのがおもしろい。
Foveonの解像感を活かすには手ブレは最大の敵の一つで、そのためには大きなファインダーも辞さないというのが共通決意であった。
私もdpシリーズを購入するときはセットにしようと思う。

・CG248-4K

EIZOの4Kモニタ。
隣に従来のものと展示されており、同じ写真を比べることができた。
拡大し、近づいても実は映りの違いはわからなかった。
しかし、写真の全体表示で比較すると間違いなく4Kの方が存在感がある。
従来のものでも現像作業は問題無いだろうが、しかしどうせ買うなら4Kの方がいいのだと確信できた。
私はこれまでプリントはやってこなかったが、そろそろ手を出したいので、是非手に入れたい一つとなった。

・IMA

アート系写真雑誌である。
SIGMAのステージで編集長が来ていたので知ることができた。
日本で写真活動を行っていてもアート系写真に触れることは少ない。
日記好きの文化故か、とかく記録的な写真が多い。
もしくはアイドル文化故のモデル写真である。
PHOTOGRAPHは光画であって写真ではないとよく言うが、現状、写実主義の表現手法という趣が極めて強いと感じる。
写真の可能性についてこの雑誌は見識を広めてくれると思う。
それにしてもSIGMAは自社の利益と全く関係ないステージをよくやる。
写真文化への貢献という方針はとてもありがたい。


大きなところではこれぐらいか。
ちなみに150-600mmについては、詳細な描写レビューが出てから決めたい。
よっぽどSIGMAの方が優れているならば、無理をしてでも手持ちでContemporaryの予定。