2016-09-11 ■ 私人がボケを好むことは、確かな美的体験であり、写真表現における一つの特徴なのだろう。なぜ好きなのだろうか。 それは現実有らざる光景だからだと感じる。現実というものに価値を感じ得ない場合、 それを否定し、美しくするモノにときめくのだろう。厭世で現実逃避で解放。 その解放を共有できれば、社会集団の端っこに位置するモノとして嬉しいということだ。故に写真を公開しているに違いない。